手塚治虫から学んだ全ての人に

驚きの実験アニメーション

手塚治虫は「鉄腕アトム」に代表されるアニメのパイオニアとしても知られています。
一方、「実験アニメーション」と称される作品群があることをご存じでしょうか?

 

手塚治虫の「実験アニメーション」は大衆向けではなく究極的には自分向け。
「自分がやりたいことをやる」という信念のもの作られれた文化性の高い作品です。

 

最初のポスターに視点を向け、戦争の残酷さをテーマにした「ある街角の物語」から、
最後の実験アニメであるわずか12秒の作品「自画像」まで。
いずれもTVや映画ではお目にかかれない手塚アニメに触れることが出来ます。

 

私はタイムリーに「ジャンピング」「おんぼろフィルム」「森の伝説」などを見ていましたが、いずれも「実験アニメ」と呼ぶにはあまりにも贅沢なクオリティとアイディアに溢れています。そして「やっぱり手塚治虫は天才だ」と感じてしまいます。

 

お気に入りの実験アニメーション


ジャンピング(JUMPING)1984年/6分
1人の少年のジャンプがどんどん大きくなっていき。。背景自体も静止画を使わず全て動画対応した贅沢な仕上がり

 


おんぼろフィルム(BROKEN DOWN FILM)1985年/6分
フィルムのキズや汚れがストーリーに影響していくというユーモア溢れる作品です。当時小学生だった私も大いに笑いました

 


森の伝説(LEGEND OF THE FOREST)1987年/30分
チャイコフスキー作曲「交響曲第4番」の音楽に合わせてストーリーが流れる幻想的なアニメーションです。