手塚治虫から学んだ全ての人に

手塚治虫が私に与えてくれたこと

小学生の時に手塚治虫の洗礼を受けた私は人生のあらゆる箇所で手塚治虫の影響を受けています。
そんな中であらためて影響を与えてくれたことを棚卸してみました。

 

戦争の悲惨さ・愛情の大切さ

手塚治虫は「紙の砦」「ゴッドファーザーの息子」など戦争をテーマにした作品を多く出されています。
また、戦時中で主人公の少年が現代にタイムトリップし、命を軽く扱っていることに嘆く短編「1985への出発」は私の心につきささりました。

 

「どんなことがあろうとも戦争はしてはいけない」という信念が私にはあります。それはこの手塚作品の数々が与えてくれたものです。

 

最近、ニューヨークタイムズで「日本はゆるやかにナショナリズムになっている」という記事がありましたが、このことは私も非常に不安なところです。もう二度と戦争を経験しては私たちはいけないのです。

 

モノを生み出す楽しさとパワー

手塚治虫の作品は細かいシリーズなどを入れると700タイトル以上、原稿枚数にして15万枚分といわれています。
これだけのボリュームがありながら作品の質は高く、代表作を数多く出されています。さらにアニメーション制作などもありまさに天才中の天才なのです。

 

手塚治虫は死に際でもベットで作品を書き(この時も3本の連載を持っていました)、新しい作品の構想を練っていました(死期直前の日記でもいろんなアイディアを書き溜めています)。この仕事に対するパワー、創作することの楽しさは今の私の中にも取り組まれています。

 

私はその後、シナリオライター、作家、ブログ、ホームページ制作など様々なものを生み出していますがこの源泉は間違いなく手塚治虫の仕事に対する姿勢にあります。